Columns by Eisuke Tomiyama
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CURVING 80s

昔を懐かしむなんていうメンタリティはなかったはずなのに、最近微妙に過去が輝いて感じられる。
今日iチューンズストアでダウンロードしたのはクール&ザ・ギャングのベスト。
彼らの前向きなグルーヴが心地いい。
そういえば、この前行ったバーでかかっていたホール&オーツの『プライベート・アイズ』にも心動かされた。

80年代のはじめ。
朝の首都高。
錆びて底が抜けたVWのデリバン。
ぎゅうぎゅう詰めに乗り込んだ京浜工業地帯の高校生サーファー。
そして、カセットテープのディスコヒッツ。
『プライベート・アイズ』に合わせたクラップハンズの背景では、工業地帯の煙突が炎を吐いている。
そんな情景がふとリアルに蘇る。

ロングボードがすっかり影を潜めていた頃のお話。
ポッツにコング、キャロルにカレン。
彼らは常に前進、前進。
リップでギュイーンとカーヴし、フルパワーでストール。
その後ポッツは一足早く空へと飛び出した。

訳知り顔のアーティスト気取りもいいけれど、あふれる情熱を波にぶつけるサーフィンが限界をプッシュする。
そんな気分にチャンネルが合うのなら、フィッシュはちょっと退屈すぎて、ちょっと厚くてロッカーのない
幅広スカッシュテールのトライフィンの方がいい。
スマート過ぎよりぶざまに熱い方がいいかな。